所長コラム

在日米軍の司令部機能を強化

所長の佐藤正久です。

米軍と自衛隊との連携促進のため、
在日米軍の司令部機能を強化する調整に入りました。

陸海空の自衛隊を束ねる統合作戦司令部が
2024年度末に創設されるのに合わせて、
日本とアメリカの相互運用性を向上させる狙いがあるといいます。

この動きは遅いぐらいで、


自衛隊の方も統合作戦司令部がなかなかできませんでしたが、
やっとできました。

ところがそのカウンターパートは
ハワイにあるインド太平洋軍になってしまう。
在日米軍じゃないんです。

いちいち何かあった時の調整となっても、
時差が18時間あります。

調整は難しいので、やはり一定程度、
横田にある第1米軍司令部の方に
機器運用の権限を渡してくれないと調整になりません。

ましてや、日本も反撃能力という部分に踏み込みますから、
日米共同反撃をやるときに目標配分とか弾数の配分も、
リアルタイムでやらないといけないということが、相当程度起きます。

さらに中国の威圧的な動きというのは年々強くなっておりますので、
日本防衛あるいは台湾防衛、これを日米で効果的にやるためには、
やはり運用レベルでの相互連携というのが極めて必要になります。

今の在日米軍司令官を中将の3つ星から
大将の4つ星に格上げというぐらいのことも
やってほしいなと思います。

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