所長コラム

【北朝鮮情勢】尹大統領と金正恩のつばぜり合いが選挙に向けて強くなる

所長の佐藤正久です。

北朝鮮は1月5日から3日連続で、海上において、
韓国との事実上の境界付近で砲撃を行いました。
また、金正恩朝鮮労働党総書記の妹で、党副部長の金与正は
1月7日、「敵によるいかなる挑発にも即座に軍事攻撃を開始する」と述べました。

北朝鮮にとって韓国は交戦国ですから、力には力、目には目を、
ということなのでしょうが、韓国では4月に国会議員の選挙があります。
そして、11月にはアメリカで大統領選挙があります。
韓国やアメリカの内政に介入しようという思惑もあるのでしょう。

つまり、戦争か平和か、という対立のどちらを選ぶのか。
今の尹大統領のままだと戦争という部分にかなり近づきますよ。
という、韓国の与党を窮地に追い込む狙いが今回の攻撃、
あるいは金与正のメッセージに入っていると思います。

また、面白いことに、金正恩と尹大統領は両方ともねずみ年生まれです。
歳は違いますが干支が一緒です。

韓国では、ねずみ年の人は意外と温厚だと言われています。
あるいは我慢強いと言われていますが、一方で感情が爆発するという側面もある。

こういう面でいうと、後者の面、強い感情を爆発させる面では
共通点があると言われておりますので、これから尹大統領と金正恩の
つばぜり合いが選挙に向けてかなり強くなると思います。

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