所長コラム

目には目を、歯には歯を。航空自衛隊戦闘機が警告でフレア使用

ロシア軍の哨戒機が北海道の礼文島付近で3回にわたり、
我が国の領空を侵犯しました。

航空自衛隊の戦闘機がフレアと呼ばれる
熱と光を放つ装置を警告のため初めて使いました。

防衛省は、哨戒機が無線などによる警告に従わなかったため
フレアを使用したと発表しています。

自民党総裁選が行われている政治の空白に合わせ、

日本での稼働を見たという観点に加え、
中露連携の一環という視点も大事だと思います。

先般、中国軍機が初めて日本の領空を侵犯し、
今度は最重要エリアである宗谷海峡西側でのロシア軍機による領空侵犯です。

今回、礼文島付近では、領空侵犯を行ったロシア軍の哨戒機は
米軍の潜水艦を見つけるための
対潜訓練というものをやっていた可能性が高いと思います。

宗谷海峡はロシア軍にとって、
オホーツク海の戦略編成を守るために極めて大事な地域で、
米軍の攻撃型原子力潜水艦をオホーツク海に入れないためには、
極めて重要な防衛戦が宗谷海峡の西側なんです。

そこでロシアは中国と連携して
海上と上空で対潜水艦訓練を行っていたわけですから、
日米もオホーツク海での共同訓練を行うぐらいのことをやってもいいと思います。

今回、日本も中国挑発行為に対して
初めて護衛艦を台湾海峡を通過されたわけですから、
オホーツク海の方でも、日米で何らかの動きを見せる。
目には目を、歯には歯をで、
戦争を起こさないための目に見える形で
抑止力を見せることが大事な時期だと考えます。

今回この航空自衛隊の戦闘機がフレア使ったのが正解ですし、
今回で3回目の領空侵犯ですから、
2回目のときぐらいにフレアを使い、
3回目のときは信号弾による警告をしても全然おかしくない。

宗谷海峡の西側はそれだけ重要なエリアだと思います。

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